優勝争いには信頼できる中継ぎや抑えの投手が必要

球場

野球は9人同士で行うスポーツで、一方が守備をしているときは一方が攻撃を行います。サッカーなどとはかなり試合の流れが異なります。野球において最もレベルが高いとされるのがプロ野球です。アメリカのメジャーリーグが世界においてはレベルが高いですが、日本も負けていません。セパ12球団がリーグ優勝と日本一をかけてペナントレースを戦います。試合には9人が必要ですが、適宜交代などができます。プロ野球では、各ポジションごとに一定人数の選手が登録されていて、必要に応じて交代をしながら戦います。

捕手や野手の中にはすべての試合の全てのイニングに出場している人もいますが、投手となるとさすがにそれはできません。先発投手がまずゲームを作り、状況によっては完投するときもあります。しかし長いペナントレースを戦うとき、任されたゲームを一人で投げるのは難しい時もあります。その時に出てくるのが控えの投手です。通常の野球だと先発投手よりも少し能力が劣る投手が控え投手などをして、先発投手が打たれたときにその後を投げます。しかしプロ野球においてはその他の投手の役割が明確に決められています。

まず中継ぎ投手がいて、先発投手の後を継いで8回ぐらいまで投げます。先発投手は5回から7回ぐらいまで投げるケースが多く、中継ぎ投手が重要になってきます。優勝争いをしているチームは複数人の中継ぎ投手がいて、中には年間に行われる試合の半分以上に出場している投手もいます。中継ぎ投手の後を引き継ぐのが抑え投手で、主に9回等に登場します。8回まで勝っているとき、そのまま逃げ切るために確実に勝ち切る役割があります。中継ぎ投手や抑え投手が確立されていると勝ちパターンができるので、優勝争いしやすくなります。